【本当の意味の親孝行って何?】一番喜んでくれたのはお金がかかるものじゃなかった【親になってわかったこと】

30代も半ばに差し掛かろうとしています。

自分が親になった今、私自身、両親に対して何か親孝行できたのか疑問に思います

今一度自身の人生においての親孝行について考えてみようと思います。

振り返ってみると、両親はお小遣いやお給料で何かを買ってあげるといった行為は、小さい頃からあまり好まなかったのかなと思います。

その場では喜んでくれていましたが、やはりどこか何か申し訳なさそうな言動が垣間見えていた気がします。

当時は気づきませんでしたが、今思えば、お金をかけないでプレゼントができる肩たたき券などは素直に喜んでくれていた気がします。

そんな両親が『心の底から一番喜んでくれたことが孫の誕生』です。

初めて孫に会った時は今まで一度も見たことのないような笑顔を見せてくれました。

病院で見せたあの笑顔は今でも鮮明に覚えていますし、これから先も決して忘れることはないでしょう。

今まで私には見せたことのないような笑顔にも見えました。

それは決して孫の為に作られた笑顔ではなく、心の底からの喜びに感じます。

私には子どもが3人いますが、どの子に会うにしても変わらない笑顔で出迎えてくれます。

お盆休みや年末年始は実家に帰省し親戚一同で会食をしますが、沢山の孫に囲まれながら過ごす両親の顔をみてようやく両親を安心させることができ、本当の意味での親孝行ができたのではないかなと思います。

特に私の父親はもともと口数が少なく感情を表に出さないタイプでThe昭和親父といった感じですが、その父親があんなに嬉しそうに喋るのは孫だけのような気がします。

学生時代は学校へ行かない時期もあり両親へは心配をかけていました。

新しい命の誕生は両親にとって素直に嬉しいと思いますが、孫を見せてあげることで私自身家庭を持ち自立した生活ができるようになった事を示す事ができたことが大きいのではないかなと思います。

また、昔、私が骨折をしたり体調を崩した時などは悲しい顔をしてとても心配そうにしてくれました。

そう思うと健康であり続けることも、両親への親孝行ではないかなと思います。

どんな高価なプレゼントを買ってあげても、気を遣わせてしまうことは本当の意味での親孝行ではなく、家庭を持ち子どもを育てることで私自身自立して生活できるようになったことを示すことが両親への一番の親孝行なんだと感じました。

また、両親にとっても自分の子どもを一人前に育てあげて命のバトンを繋ぐ事が一つの使命であり、その役割を果たせた事でホッとしているのではないかと思います。

最後になりましたが一番の親孝行は私自身が健康であり両親より1日でもいいから長生きすることではないかなと思います。

健康な身体に産んでくれて当たり前の日常を送れることに感謝したいです。